NHK東日本大震災 音声アーカイブス ~あれから、そして未来へ~▽故郷を映像で残す


【出演者】 野田さん:野田雅也さん(フォトジャーナリスト) 柴田アナ:柴田拓(ひらく)アナウンサー



被災したふるさとの「最後の姿」を映像で残す




柴田アナ:福島県浪江町の津島地区は阿武隈山地に抱かれた山里です。震災前はおよそ1400人が暮らしていました。東京電力福島第一原子力発電所からおよそ25キロに位置し、震災後は帰還困難区域となって、現在も立ち入りが制限されています。

その津島地区の人々が今、「ふるさとの最後の姿」を映像で残すというプロジェクトを進めています。きょうは皆さんと一緒に福島県浪江町津島地区の人々の声に耳を傾け、震災発生から9年がたつ今、ふるさとを映像で記録することについて考えます。

ゲストはフォトジャーナリストの野田雅也さんです。野田さん、どうぞよろしくお願いします。


野田さん:よろしくお願いします。


柴田アナ:野田さんは震災発生直後から福島県飯舘村や岩手県大槌町の取材を続けています。野田さんが9年にわたって飯舘村の人々を追ったドキュメンタリー映画『サマショール』は2月末に公開されて以降、全国各地で公開の予定です。そして、先ほどご紹介した「ふるさと津島を映像で残す会」というプロジェクトでは、カメラマンとして協力されています。

まずはプロジェクトの内容を教えていただけますか。


野田さん:ことしで原発事故から10年目に入りましたけれど、今も帰還できない福島県浪江町の津島で行っているプロジェクトです。

2017年より除染作業が始まりまして、その除染に伴って家屋の解体が始まりました。住民たちは、自宅を残すのか解体するのか、決断を迫られています。「自分のふるさとが地図から消えてしまう前に、家が解体される前に、津島の最後の姿を記録したい」ということで、住民12名の方たちが中心となって「ふるさと津島を映像で残す会」を結成されました。現在、ふるさと津島の家々500軒あまりをドローンで空撮して記録に残すプロジェクトを進めているところです。


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※ この活動は立正佼成会一食平和基金の助成を受けています。

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